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豪州留学

G’day!

G’day(グッダイ)!とはオーストラリアでHi!と同じような感覚で使われる挨拶です。道を歩いているとよくG’day!と声をかけられます。そんなオーストラリア人の気さくさは自然の豊かさから来ているのかもしれません。グレートバリアリーフやエヤーズロックなどの美しくダイナミックな自然が至るところにあり、まるで国全体が国立公園のようです。

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僕はサンシャイン・ステートの愛称を持つクイーンズランド州の州都ブリスベンにあるグリフィス大学へ2003年2月16日~11月30日までの10ヶ月間留学しました。グリフィス大学ではアジアやアフリカ、アメリカを中心に多数の留学生が学んでいてキャンパスを歩いていると自分がどこの国にいるのか分からなくなります。そのような国際的な環境で自分の専攻分野である国際関係論やアジア太平洋地域の政治・経済の授業を主に受講し、また以前から興味のあった韓国語のクラスもとりました。

オーストラリアで何故アジアの勉強?と思われる方もいるのではないでしょうか。確かにオーストラリアは地理的には東南アジアに隣接している一方で文化は欧米と共有していて、僕達からしてみれば近くて遠い存在かもしれません。事実、オーストラリアは一昔前まで白豪主義政策をとって欧米人以外の移民を排斥してきました。しかし急速に成長するアジア経済を前にして従来の姿勢から一転し、今ではアジアの仲間入りをするべく経済的、政治的関係の構築に積極的です。このようにユニークな立場にあるオーストラリアで国際関係論を学ぶことができたのは大変意義があったと思います。

留学生活の前半はカルチャーショックや慣れない英語のせいもあって、大学での授業や課題をこなすだけで精一杯でした。しかし留学生活も後半になると余裕ができて授業や寮での生活、スポーツ等を通して多くの人と知り合うことができました。特に寮ではさまざまな国から来た学生たちが生活していて、文化や価値観の違いからお互いに嫌な思いをしたり対立したりすることもしばしばありました。例えばオーストラリアを含めた欧米の人の多くは食器を洗うときに洗剤を洗い流しません。洗剤は洗い流すものと考えている僕にとっては理解し難い習慣です。しかし彼らがそうする理由は限られた水を節約するためなのです。水の豊かな日本から来た僕には考えもつかないことでした。逆に彼らから見た場合、僕の食器の荒い方は水の無駄遣いもいいとこでした。

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このように様々な文化的バックグラウンドから来た人達の中での生活には困難や対立も伴いましたが、それらを通してお互いの文化を理解し、尊重し合うことを学びました。たとえ言葉や文化の違いがあってもそれらを乗り越えて育まれた友情は今でも強い絆で結ばれています。オーストラリアでの10ヶ月は日本を客観的に見直し、また自分自身を見つめ直す機会を与えてくれました。10ヶ月という期間で得られるものは限られています。しかしその短い期間の中でも多くのことを学び、様々な人と触れ合い、かけがえのない友人を作ることができました。これまでの人生で最高の10ヶ月間でした。自分にこのような機会が与えられたことにとても感謝しています。
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by akio-511 | 2005-02-20 09:26 | 留学